自助グループ的なチカラってなに?

さろん楓ふなだまほです。
いつもありがとうございます。

 

3年前ぐらいでしょうか。
閉経をテーマにした集いを開催したことがありました。

 

そのとき、企画に携わったある方が言ったのです。
「悩んでる人たち同士が集まって、その悩みをシェアして
それでどうなるの?」と。

 

彼女は、そのテーマに関する専門家、
有名な人、権威ある人から「学ぶ」ことに
意義があると考えていたのでした。

 

自助グループのチカラを信頼することが
半ば常識になっていた私には、
小さくない驚きであると共に、
大切なことに気づかされました。

 

「自助グループのチカラ」というのは、
市井の、無名の、それも悩んでいると自覚している人たち同士の
対等の語り合いの中から、大いなるヒントを得ることができる、というもの。

 

AC勉強会の場でもよくあります。

「こういうものなのだ」と
事実として、セオリーとして伝えるよりも
私の過去の体験を語ったほうが、真意がより相手に伝わる。

 

そして、私の過去の体験よりも、
今、リアルにそのツラさを体験している人の言葉のほうが
皆の心に染みこんで伝わっていく。

 

誰が正しいとか、誰が偉いとか、誰の実績が素晴らしいとか
年齢、性別さえ関係のない世界です。

 

一方で、物事のしくみとか、経緯とか歴史など、
大正解があることは、専門家から学ぶ必要がありますね。

 

性、恋愛、家族、人間関係など、
誰もが持っていて、大正解のないことに関しては、
権威ある人から学んでしまうと、時に厄介なことになります。

 

それが「正しい」になっちゃうから。

私たちが持ち続けてきた「黒か白か」「敵か味方か」「善か悪か」という
二元論で眺めてしまうから。

 

その二元論で性、恋愛、家族、人間関係などをジャッジしようとすると
私たちはフリーズしちゃいます。

 

だって、正論や理屈では人の心は動かない。

 

私たちは、正論よりも共感を求めていたりします。
問題解決よりもそこに至るプロセスを求めていたりします。

 

だから、私は悩みや大いなる疑問を抱えていること、
それを持ち続けていることは素晴らしいことだと思うのです。

 

そして、それを分かち合うことで「何か」が生まれる。
その「何か」は、まぁるい感じの、あったかいもの、です。

 

私がそのまぁるい、あったかいものに支えられてきたから、

それを得て「私」であるという感覚を得られる人がきっといると思うから。

 

これの「家族版」がAC勉強会です。
次回は3〜4月開催です。

 

これの「男女のあり方版」が、男女共生おはなし会、かな。
→ こちら

 

騙されたと思って、
「自助グループ的なチカラ」を体験してみていただけたら。

 

きっと人の中にいることが好きになる♪

 

※さろん楓で開催している集いは、

私ふなだまほが主催しています。

自助グループではありません。

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