いろいろなものと仲良くなってきたね =前編=

さろん楓ふなだまほです。
いつもありがとうございます。

 

確定申告の季節です。

 

私は独立してから12年になりますが、
毎年、この作業を通して自分のことがとてもよく見えてきます。

 

今年は、なんとね、
自分史上最速!で計算、記入、提出してきました。
2月中に終えるなんて、私的には奇跡です^^

 

不思議とちっとも負担じゃなかったんです。

 

さ、やろー、と思って、すっと集中して
ささーっと終えることができた。

 

これには自分でも驚きました。

 

というのも、10年前の私にとって、
確定申告はどうにも重たい、怖いものでしたから。

引き伸ばして、引き伸ばして、
もうダメだ〜ってところまで追い込まないと動けない。
そこまで追い込むからますます苦しいのよね。

 

ここ数年は、さすがに慣れてきたからか、
かつてのほどの怖さはなくなってきていて、
淡々と「やることをやれば終わるもの」と
捉えられるようになっていましたが、
それでも、煩わしいもの、めんどうなものであることは変わらなかった。

 

どちらかと言うと、見たくないモノです。

 

それが昨年の確定申告でがらりと変わったんです。
スペースを持ち、毎月の家賃という責任を背負ったことで
お金の流れを見る目が変わりました。

というか、変わらざるを得なかった。

 

数字はちゃんとした物語ですね。

 

裏を返せば、チカラをつけるためにも
人は責任は進んで背負ってみるもんだよね、とも言える。

 

そんなわけで、お金は怖いものではなくなったので、
昨年は、日々の経費や交通費、売上を見つめることを避けるどころか、
純粋に興味が湧き、割と楽しめるようになってきました。

 

ええ、ただ単に、日々の作業を溜めなかったのです。

 

それゆえに、今年の確定申告作業は早かった。
心理的負担もなかった。

 

シンプルですよね。

 

これまでは、日々見たくないものを累積していたがために、
累積の累積の「山」が自分を脅かしていた。

 

こうやって、分析して言葉にするのは簡単だけど、
ここに辿りつくためにどれほどのエネルギーを使ったかと思うと
誰かに苦労しないためのセオリーや原理原則を叫ぶよりも、
人がたどってきたプロセスをただ愛おしむ人でありたいと思います。

 

今はお金の流れを見ることを

けっこう面白がっています。

 

決して、お金持ちではありませんし、
さほど、自由になるお金を持っているわけではありませんけれど。

 

こんなふうに「確定申告と私」を振り返ったら、
随分といろいろなものと仲良くなってきたんだなぁと感慨深くなりました。

 

=つづく=

 

 

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