さろん楓
ふなださま
今週月曜から水曜まで、NHKBSの「プレミアムアーカイブス」で、ターシャ・
テューダーの番組の再放送をしていました。
驚いたのは、今スピリチュアルや癒しの世界で言われていることを、
すでに9年前に彼女が言葉にし、実践していたことでした。
私はこれらの番組を、本放送はもちろん何度かされた再放送も見ています。
そのときに一度も引っ掛からなかったターシャの言葉に心がとまり、大きく頷いていたのです。
「多くの人が世の中を憂えているけれど、実は世の中には、美しいものがたくさ
んあふれているのよ。それを楽しまないなんてばかげているわ」
ニュースを見ていると、世の中は暗く深刻さを増しているように見えます。
確かにそうした現実もありますが、花や緑、生き物たち、空、星や月、アートや
音楽など、美しいものもたくさんある。
社会運動や市民運動をしている人たちは、
美しいものを楽しむ人たちに「現実を見ろ」と言う。
でもこれら美しいものも、まごうことなき現実なのです。
世の中で憂うべきことは、本当は全体の2割くらいしかないのではないでしょうか?
でもみんなたくさんある美しいものにはフォーカスせずに、
少ない深刻な事態に目を向け、それを増幅している。
そして現実化したのが、今の世の中の憂うべき事態なのだと思います。
その危機をさらに言い募るのは、火に油を注ぐに等しい。
私はずっと、それをやっていたのですね。
さらにターシャと同じ言葉を、最近の自分が言っているではありませんか!
私は、こんなこと↓を書いていた!
『望みは、ビクビクしながらではなく、
「敵」を叩き非難して安心するのではなく、
罪悪感いっぱいで肩身の狭い思いをするのではなく、
義務やノルマに追われることなく、
ただゆったりのんびりと、好きな人、もの、ことを
いつくしみながら楽しく暮らすこと。』
そして次の言葉は、私が去年の仕事で実体験し、
いま目指している生き方そのものです。
「人を喜ばせ、人の役に立ち、
自分もおもしろいと思う生き方をして来られたこと、
これからもそのように生きていけそうなことを、
嬉しいと思います。」(ターシャ・テューダーの言葉 2)
驚いたと同時に、「やっと、ここまで来られた」という感慨が湧いてきました。
ターシャ・テューダーの9年前の言葉が、今になってようやく腑に落ちた。
そして「女性性」とは、自分の人生と生活を、自らの意思でその心のままに創造
することではないでしょうか?
みんなセクシャリティの表出だと思い違いをしている。
AC勉強会、続AC勉強会での学びや気付きなくしては、
こうした心境にはなれなかったと思います。
自分が家族の中で、いかに多すぎる役割を背負ってきたか。
「支配する子供」の存在を知ることができたのは、本当に大きいです。
この存在を知るだけで、たくさんのことが腑に落ちた。
そして母を、ひとりの人間として女性として、客観的に見ることができた。
「いちばん身近にいる、素敵なシングルマザー」だって、今も本気で思っていますよ。
私が今まで失い、取りこぼし続けたものを取り戻したように、
母にも今までの人生であきらめてきたものを、少しでも取り戻してほしいと願います。
本当に、「さろん楓」にたどり着けて良かった(笑)
いや、笑い事ではなくマジで命拾いしました。
たどり着けていなかったら…と思うと、ゾッとします。
根気強く伴走して下さったこと、本当にありがたく思います。そしてTちゃんが、私に何かあるたびに「なにぃ〜?!」と言うのが、
楽しくて仕方ありませんでした。
乗り越えた今の自分にはもちろん、
過去の自分にも、「よく頑張ったね、お疲れさま」と言ってあげたい。
なんか美味いもん食わしてやろうか(爆)
この年になって、ようやく「大人への第一歩」を踏み出せました。
これからはおそらく、「人との関わり」がチャレンジになるのでしょう。
いま、転機がひとつの到達点に来ていると感じています。
もちろん、これからもいろいろあるのでしょうけれど、
今までに比べたらずっと軽やかに乗り越えてゆけそうな気がします。
ありがとう。
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