ACとは、アダルトチルドレン・オブ・アルコホリックスの略。
米国で生まれた概念ですが、
日本では、アダルトチルドレン・オブ・ディスファンクショナルファミリーという意味で
使われていることが多いです。
「大人になりきれない子どもたち」
「いつまでも親のせいにしている人たち」と誤解されていることもありますが、
真の意味は、その逆です。
「子ども時代に、子どもとして生きられなかった人たち」のことなのです。
でも、この言葉は、あくまでも自己認識によるもの。
医者が診断するものでなければ
誰かに指摘されるものでもないのです。
その認識とは、
「自分の現在の生きづらさが生まれ育った家庭の機能不全に起因する」という認識です。
でも、そもそも、親に影響をまったく受けずに育つ子どもはいません。
誰もが家庭、学校、時代風潮、社会の在り方という環境に影響を受けて育ってきます。
さろん楓では、「大人になった今、それを棚卸ししてみませんか?」
という提案をしています。
生まれ育った家族の中で、無意識に身につけたことの中で
適切でないと思うものがあれば、学び直し、
当たり前にあったから気づかなかった「もらったもの」「持っていたもの」に気づき、
それを活かしていく。
それが、子どもとして生まれた者の責任ではないか、と思うからです。
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