快と不快をしっかりと魂に刻め

さろん楓 真帆です。
いつもありがとうございます。

 

私、自分が仕事をしていくうえで尊敬する方って、

他業種の方が多いのです。

 

そんな方たちのビジョン、世界観に学びながら、

さろん楓を運営しています。

 

今日は、そんなお一人である、
西池袋そらいろ保育園の小林じゅん子園長の文章を紹介いたします。

この夏、園長先生が、園児の保護者に向けて書いていた園便りの文章です。

私は、これまでも何度となく、小林園長の言葉にこころ動かされてきましたが、

今回、今、子育てをしていない皆様にもぜひ知ってほしいフレーズだなと思い、

先生の許可を得て、ここに転載いたします。

思いっきり泣く子どもの声を聴くと、
私は「ああ、いいなあ、あんなに思いっきり泣けたら」と思います。

「いいぞいいぞ、悲しいってこんな感じってしっかり体に刻もうね」などと思ったりします。

かと思うと次の瞬間には思いっきり笑って友達と遊んでいる。

 

この“思いっきりの感情表現とその振り幅の大きさ”は、
快と不快をしっかりと魂に刻むために自ら行っている大切な行為です。

 

まずは自分の情動をしっかりと表現することを保障されることが大事。

そして他人との違いに気づき、折り合いをつけていく事を学び、
自分を殺さない形で人との付き合い方を身につけていくのです。

 

・・・などと上から目線で子どもの事を言うのは申し訳ないのですが。

ある子が言いました。

「友達なんだよ。だからケンカもできるんだ」

 

自分の本当の気持ちが言える。
ケンカしてもまた仲直りが出来る。
そしてそれまで以上に仲良くなれる。
「仲直りってケンカするから出来るんだよね」

 

そんな安心が子どもの世界には確実にあり、
自分自身の五感で平和の方法を学びます。
大人は、そんな環境をそっとようすることくらいしかできないけれど。

 

私は、ご縁があって、息子が卒園した後も
この保育園を経営する社会福祉法人の理事を務めさせて頂いていますが、
この保育園は、子どもの育ちを守ることを真剣に取り組んでいる園です。

 

おとなの社会は、グローバル化、効率化がどんどん進むけれど、

子どものこころの育ちの時間は、まったく別次元にあります。

そこはしっかりと守らなければならない。

 

保護者に声をかけて、保護者と一緒に園庭の遊具を手作りしたりする。

それは、働く親からすると、一見面倒くさいことに感じるわけですが、

その面倒くさいことを通して、周囲の人たちと繋がりながら、遊びながら、

親も子も育ち合う体験を重ねていきます。

 

子育ては、一人で、自分たちだけで頑張るとしんどいですが、

みんなで臨むと楽しくなるんですよね。

 

そのための園長をはじめ、保育士さんたちの尽力を知るたび、

私はたびたび泣きそうになります。

 

どんなにテクノロジーが発展しても、

人のこころが育つ要素は変わらないと信じるからです。

 

そしてね、いつも思うのです。

こーゆーこと、私たち、大人ができてないよねって。

 

だとしたら、それを子どもに見せられるわけがない。

 

だから、私たち大人の人生にときどき起こるいろいろな問題は

「快と不快をしっかりと魂に刻ん」でいるかい?という確認のようなもので

果てしなく悲嘆に暮れたり、

何かがうまくいかなかったり、

同じパターンで人間関係に苦しんでいたりすることに気づいたら

そこを「育て直す」「やり直す」のみ、です。

 

やり方がわからなかったら学ぶのみ、です。

 

リプロセス、です。

 

さろん楓は、その意味において、“内なる子ども”の育ちを保障することに本気です。

 

それゆえに、こころ、からだ、食という多彩なアプローチがあることは、

どれも不可分ゆえに、私にとって当たり前のこと。

 

マンツーマンのカウンセリングとグループの勉強会がある。

個人で深く掘り下げる世界と人と関わる世界がある。

 

自分のからだを知っていく学びもあれば、

人のからだに触れることで広がる世界もある。

 

創造性を育む、それを表現することが

そのまま女性性を育てることにもつながります。

 

だからね、料理もやる。

粘土もお絵描きもやる。
ダンスもある。音楽会もある。演奏もある。笑

 

特に一日ワークショップだと、
お昼ごはんのあと、お昼寝もする(笑)

 

今年、5月からサボってますが、お誕生会もある。

あ、AC勉強会には夏休みもある!

 

あとは遠足かなぁ。
いずれ、伊勢神宮への遠足ツアー、やりたいなと思っています。

★   ☆   ★

苦手なこと、できないことがあるのは普通。

大人になった今、別にトータルで成績がいい必要はない。

できないこと、苦手はことは、人にお願いすればいいのですもの。

 

でも、自分の感情、情動は上手に扱えるようになりたい。

自分を殺さないで、人の中に存在できるようでありたい。

大切なことを大切なときに大切な人に伝えられるようでありたい。

 

こころとからだの感覚をつなぎ、

それを言葉にすることができるように、

言葉にならないことを表現することができるように。

 

そんな自分自身の成長のために、さろん楓と私を利用し尽くしてくれたらと願っています。

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