さろん楓 真帆です。
いつもありがとうございます。
日曜日は続AC勉強会5回目でした。
長いと思った7ヶ月もあっという間に終盤ですね。
この日のテーマはインナーチャイルド。
これは、最近「おはなし会」というカタチで
単独で取り上げているテーマですが、
おはなし会で既に予習(?!)した方が、こんなことを言われていました。
「この前のおはなし会のときのほうが冷静に聴くことができていました。
今日のほうが、いろいろ感情が動いて、今思うことをうまく言葉に言い表せません」
そうなんですよね。
知識として「知る」ことと、「感じる」ことはまったく違う。
そして、実践して「わかる」ことも、知ってることとはまったく別のこと。
だから、何度も聴いていただきたいなという願いもあり、
「おはなし会」として独立させているのです。
インナーチャイルドおはなし会 → こちら
ちなみに、感想や意見を聞かれたときに
「今、うまく言葉にできません」と言えるのはとても素敵です。
黙っていると、何を考えているのか、わかっているのか、わかっていないのか、
何も感じていないのかさえもわからない。
でも、こう表現できると「今は言葉にできないけれど、ものすごく感じ、思うことがあるのだ」
ということが相手に伝わります。
★ ☆ ★
以下は、この日のAさんの体験談を聞いたときのBさんのコメント。
「不思議です。Aさんと体験したことはまったく別のことだけど、
言ってる気持ちがものすごくわかる。
まるで、私の気持ちを代弁してくれているかのようでした」
そうなんです。
ここがいつもAC勉強会の素敵なところだと感じています。
まったく違う環境に育った人たちが、
実は同じようなことを感じていたりすることを知る。
こんなふうに思ってしまうのは私だけかもしれない…というなんともいえない孤独感、疎外感。
それを私たちは共有できる。共感できる。
自分が感じることを恥ずべきことでもなく、自ら認める。
それで文句あるか!と自分を主張する。
そんなときにやってくるんだよね。
勇気を出して、本当に感じていることを口にした人だけが得られる仲間からのエールです。
★ ☆ ★
あの日曜日、みんなの話を聴いていて、私自身が
「そうそう、こころの中の安全基地があるってこういうこと!」
と大きくうなづいたことがありました。
それは、Cさんが、自分の日常生活のとあるシーンで、
緊張して、とても怖くなってきてしまったときの話から。
その恐怖に支配されそうになったとき、
Cさんは勉強会のこの場を想像したと言います。
真帆さんが「大丈夫よ」と言ってくれて、
勉強会の皆もうなづきながら、
自分を応援してくれてるイメージを抱いてみた。
そうしたら、さっきの恐怖感がなんだか嘘みたいに大丈夫になって、
怖かったことがすんなり、けっこううまくできました、とのこと。
だから、みんなにお礼が言いたかったって。
そうしたら、別の方も言ってましたね。
とある集団の中で、一人ぼっちな、消えたくなるような孤独感を感じているとき、
もし私が消えたとしたら、勉強会の仲間は私のことを心配してくれるだろう、
そういう人たちがいると思ったら、それがものすごくチカラになったって。
そういう自分としてのピンチに、こころの安全基地があることに想いを馳せられる・・・。
こういうときには、言葉にすると実に月並みな表現なのですけれど
「本当によかった」と思います。
★ ☆ ★
でも、そういう「ナチュラルな自分」「素直な自分」になっていくために
かかる時間、歩む道のりは本当に人それぞれ。
それぞれの時間、それぞれの時計があります。
私たちは、誰でも多かれ少なかれ、親の影響を受けて成長してきます。
また時代や社会環境からも大きく影響を受けます。
子どもは、大人とはまったく違う脳波で
本当にピュアなまっさらな知覚で生きていますから、
親の意図とは関係なく、自分が傷つかないようにと防御する処世術を学びます。
「こういう自分ならOK」という子供なりの自分ルールを作るのです。
そのルールを作った理由は、怖いこと、大変なことが起きないように、
これ以上傷つかないように、です。
それは、子どもなりの理屈なので、やはりちょっといびつなのですが、
でも、その防御をやめるのは、やはり怖いわけです。
どう振舞っていいかわからないからです。
★ ☆ ★
でもね、勇気を出して、その防御の鎧を外してみると、
癒しの神様は、その都度、思いがけないプレゼントを贈ってくれる・・・。
私はこれまで幾度もそんなプレゼントを頂いてきました。
だからね、ずっとこの道を歩いてきているのです。
だからね、信じられるのです。
皆さんにも、癒しの神様から素敵な贈り物がやってくることを。
★ ☆ ★
自分がわからなくなったとき。
どう振舞っていいかわからないとき。
自分の声をもう一度聴いてみてください。
嘘がつけない声の出し方 → こちら
コメント