よく耳にするフレーズにご用心!
「夏野菜は、からだを冷やす」というフレーズを頻繁に耳にするようになってから随分経ちますね。
この言葉が、冷えたくない女性たちをかなり恐怖に陥れているようです。
「冷えるのが恐くて、夏野菜は食べていません」
「トマトや茄子が好きで食べたいのですけれど、冷えるというから、我慢しています」
むむむ…。
茄子、トマト、きゅうり、ズッキーニさんなど
夏野菜と呼ばれる生命体たちから、
ブーイングとまではいかないまでも、ちょっとしたつぶやきが聴こえませんか?笑
私が、夏野菜さんたちのもつチカラを翻訳して伝えるとすると
「ゆるめる」「余計な熱をクールダウンする」
という言葉になります。
陰性のチカラとは、遠心力、外に広がっていく動きなのです。
ですから、空間が広がることで、ゆるまって、涼しくなる、クールダウンされるのです。
夏、からだに籠った熱を放出するために、
がぶがぶ水を飲むでもなく、冷たいアイスやかき氷を食べるでもなく、
こうした夏野菜やスイカなどの果物が活躍するわけです。
食材そのものだけでなく、調理法に注目しよう
![](https://salon-fu.net/wp-content/uploads/2022/03/00001435.jpg?ritm=20190627151722)
素材だけでなく、調理法によっても、食べ物の作用は変わるよということです。
先日、コンビニで某料理誌を立ち読みしました。
季節柄の「なす」特集でした。
もちろん、美味しそう!が伝わる誌面。
なるほどのアイデアもありましたが、
油と砂糖が多いなーと思いました。
一般的に、なすを調理するには、かなりの油を使います。
そして、やはり、当たり前に、鶏ガラスープの素なども使われていますね。
![](https://salon-fu.net/wp-content/uploads/2022/03/00001434.jpg?ritm=20190627151748)
「消化に負担かかるなー」という印象。
消化に負担がかかると、からだの熱は奪われます。
冷える作用ですね。
(そのからくりについては、文字でより、イメージで受け取ってもらいたいので
レッスンや食生活相談の場でお話しますね)
素材がからだを冷やすのではなく、
調理法が冷やしているな…と思うこと、多々です。
そして、低糖質、糖質制限を意識している人が
こういうからくりにハマっていないといいなぁと思います。
女性たちよ 調理を学ぼう
調理は、生きる科学。
そして、火と水を使う錬金術です。
私は、物質と物質が出会って、その状態が変わりゆく様、
界面が活性されていくプロセスがたまらなく好きという
界面活性フェチ^^であり、調理バカ(笑)
私ほどである必要はないと思うのですが^^
物質同士が化学反応を起こして、変容していく様は
自然の法則そのものです。
食材の性質や作用、そして、その自然の法則を把握できるようになると、
世の中の情報の嘘を読み解けるようになります。
この情報化時代を生き抜いていくためには、
真実を見極める眼力を持つことが何よりも大切。
調理は、その大きな礎になってくれます。
ついでに、美味しいものが食べられるし、
美味しいものには、人が集うし、人に喜ばれます♪
女性たちよ 令和元年 調理を学ぼう
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