「夏野菜は、からだを冷やす」は本当か?

よく耳にするフレーズにご用心!

「夏野菜は、からだを冷やす」というフレーズを頻繁に耳にするようになってから随分経ちますね。
この言葉が、冷えたくない女性たちをかなり恐怖に陥れているようです。
「冷えるのが恐くて、夏野菜は食べていません」
「トマトや茄子が好きで食べたいのですけれど、冷えるというから、我慢しています」
むむむ…。
茄子、トマト、きゅうり、ズッキーニさんなど
夏野菜と呼ばれる生命体たちから、
ブーイングとまではいかないまでも、ちょっとしたつぶやきが聴こえませんか?笑
私が、夏野菜さんたちのもつチカラを翻訳して伝えるとすると
「ゆるめる」
「余計な熱をクールダウンする」
という言葉になります。
陰性のチカラとは、遠心力、外に広がっていく動きなのです。
ですから、空間が広がることで、ゆるまって、涼しくなる、クールダウンされるのです。
夏、からだに籠った熱を放出するために、
がぶがぶ水を飲むでもなく、冷たいアイスやかき氷を食べるでもなく、
こうした夏野菜やスイカなどの果物が活躍するわけです。

食材そのものだけでなく、調理法に注目しよう

もうひとつ、冷えたくない女性たちにお伝えしたいのは、
素材だけでなく、調理法によっても、食べ物の作用は変わるよということです。
先日、コンビニで某料理誌を立ち読みしました。
季節柄の「なす」特集でした。
もちろん、美味しそう!が伝わる誌面。
なるほどのアイデアもありましたが、
油と砂糖が多いなーと思いました。
一般的に、なすを調理するには、かなりの油を使います。
そして、やはり、当たり前に、鶏ガラスープの素なども使われていますね。
いや、その分、美味しく感じられるとは思いますが…
「消化に負担かかるなー」という印象。
消化に負担がかかると、からだの熱は奪われます。
冷える作用ですね。
(そのからくりについては、文字でより、イメージで受け取ってもらいたいので
レッスンや食生活相談の場でお話しますね)
素材がからだを冷やすのではなく、
調理法が冷やしているな…と思うこと、多々です。
そして、低糖質、糖質制限を意識している人が
こういうからくりにハマっていないといいなぁと思います。

女性たちよ 調理を学ぼう

調理は、生きる科学。
そして、火と水を使う錬金術です。
私は、物質と物質が出会って、その状態が変わりゆく様、
界面が活性されていくプロセスがたまらなく好きという
界面活性フェチ^^であり、調理バカ(笑)
私ほどである必要はないと思うのですが^^
物質同士が化学反応を起こして、変容していく様は
自然の法則そのものです。
食材の性質や作用、そして、その自然の法則を把握できるようになると、
世の中の情報の嘘を読み解けるようになります。
この情報化時代を生き抜いていくためには、
真実を見極める眼力を持つことが何よりも大切。
調理は、その大きな礎になってくれます。
ついでに、美味しいものが食べられるし、
美味しいものには、人が集うし、人に喜ばれます♪
女性たちよ 令和元年 調理を学ぼう

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