誰かに問われないと、小さな幸福感はいとも簡単に流れ去ってしまう…

ある方とのメールのやり取りから。

 

「GWはいかがお過ごしでしたか?」と聴いたら、こんな答えが返ってきました。

「真帆さんにGWどう過ごしたかを聞いて頂いてよかった!

この気持ち誰かに話したいって心のどこかで思っていたから。

でも誰かに言う訳でもなくて、真帆さんに聞かれなかったら

この暖かい気持ちに気づかず通り過ぎてしまったかもしれません。ありがとうございました(*^_^*)」

そうね、敢えて自ら問わないと、いや、誰かに問われないと
忙しい日々の中で、たいしたことなく流れ去って、
意識されることもなく埋もれてしまう感情っていっぱいありますね。

 

多くの幸福感って、そうやって流れてしまうから意識することが難しいのですよね。

 

本当は持っていることに気づかずに、人と比べてないものねだりばかりをしてしまう…。

 

…嬉しいこと、温かい気持ちって、意外に人に言えなかったりしませんか?

 

一緒に喜んで欲しくて言ったのに、
たいしたことじゃないとされたり、
茶化されたり、からかわれたり、はたまた、分析や批判をされたり、
「もっと上」を期待されてダメ出しされたりすると、
さっき喜びはどこへやら、凹み感、ダメ感ばかり残ったり…。

 

そんな経験をしていると、何も言わないほうが安全だって私たちは学習してしまう。
もう二度と言うもんかってね。

 

今、もっぱらそれを担っているのがSNSなのかもしれません。

いいね!で共有してくれる感覚が嬉しくて、ますますSNS依存度が高くなっていくのかもしれません。

 

そこに真の共感があるかどうかはさておき、

私たちは、それほど共感を必要としているのだと思います。

人は共感されないと、次第に腹が立ってくる生き物ですから!

 

共に喜んでもらえたら、ただ共感してもらうことができたら、
その気持ちは枠組みがはっきりしてくる。

際立ってくる。

だから、実感できる。

 

嬉しいこと、自尊を遜色なく言える相手、コミュニティをあなたは持っていますか?

 

さろん楓の勉強会でも、スタートして1年ぐらい経って中級クラスの中盤ぐらいになると、

互いの成長を称え、純粋に喜び合える関係性が自然とできあがっています。

 

冒頭の方と同じクラスのある方は、それをこんなふうに表現されていました。

共に歩む仲間と一緒に笑い、泣いて、仲間が感じたことから自分も色んなことを気づかされ、

安心感も貰ってる気がします。
あの空気感、とても心地良いみたいです。
仲間がどんどん前進していく姿は、なぜか自分までも前向きになれる。
自分だけ置いてかれる…なんて不思議と思わないんですね。
それはきっと皆の苦しみを知ってるからかな。
それを少しづつ薄皮を剥がすように、自分を開放していく姿は、苦しい自分には希望の光に見えるのかもしれない。

一方、寂しさ、怒り、むなしさに埋め尽くされたGWを過ごされた方も
いらっしゃって、そんなメールもいくつか頂いています。

 

ツラいときは、照っても降ってもツラい…。

 

むしろ、こんな晴天は、周囲の人がとりわけ幸せそうに輝いて映ってツラく感じますね。

 

でも…

 

嬉しさやあったかさは、こころを広げる。
寂しさや怒り、悲しみは、ぐんとこころを深くしてくれる、と思います。

 

自分の外側の世界、仕事や人間関係がなんだかうまくいかないときこそ、

腐らずに、自分の内側、つまり「からだ」や「感性」へ目を向けましょう。

 

料理や掃除、手仕事を呼吸を意識しながら丁寧に、がおススメです。

それはそのまま瞑想になりますから。

 

本は、小説やファンタジーを読むのはいいと思います。

ノウハウ本はやめておきましょうね。

★    ☆    ★

人の心は移ろいやすいもので、
油断しているとすぐ曇る。。。

 

一筋縄ではいかないなかなか厄介な自分。
めんどうくさい自分。
どうしたいんだかよくわからない自分。
もやもやした自分。
どう変わりたいかよくわからないけれど、
今のままではいたくない自分。

 

そんな自分を持ち寄って、響き合わせてみませんか?

 

「人は人の中で傷つくけれど人は人の中で癒される」とは、
私のACの癒しを導いてくれたカウンセラーの言葉です。

 

人を磨くのは人、なのですよね。

 

一人で自分に向き合おうとしてもなかなか見えない。
「自分」から離れたときに「自分」が見える。

 

自分で自分をスルーしない唯一の方法は、継続的に人と関わり合うこと。

人の中にいても「自分」でいられることを目指しましょう。

 

私たちって、いくらか不都合があっても安定が好きで
どんなによいものであっても変化は怖いのですよね。

 

ざわざわして、怖くなって、すぐ元に戻ってしまう…。

そんな「自分」との付き合い方が上手になる。
「自分」の取り扱い方がよくわかってくる。

 

いろいろなことを仲間が見せてくれるから、
それがそのまま学びになる。

 

そんなことを目指して、月に一回目黒に集う。

そんなAC勉強会、14日スタート、まだ間に合います。

 

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AC(アダルトチルドレン)・リボーン勉強会 〜初級クラス〜

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