只在布衣中(ただふいのうちに在り)

素敵な言葉に出逢いました。

 

只在布衣中(ただふいのうちに在り)

真なるものは、日々のなんてことないところにある

真なる人は、平民の中に存在している

という意味だそうです。

通っている書道教室では、毎年9月に展覧会があります。

ぼちぼちその作品作りをはじめるに当たって、

書く文字をその日、その時に決める心積もりもなかったのですが、

先生のところに置いてある漢詩の本をぱらぱらめくっていたら…

この言葉に出逢い、もうひと案もありましたが、

これを書くことに決めました。

 

何かが決まるときって、あっさり、なのですよね…。

★   ☆   ★

かつて、ライターとして仕事をしていたとき、

私は、ACの癒しに取り組む方々にインタビューする中で

市井の、悩める人の言葉からいくつも宝石みたいなキラキラした美しさを発見してきました。

まさに「真なるもの」。それがものすごい感動だったのです。

 

時を同じくして、私の友人がやはりライターとして

ビジネス界の重鎮にインタビューするようになっていたのですね。

そして、当時夫もエンターテイメント界のスターの話を聴く仕事をしていた。

 

彼らは彼らで、その道を極めている人たちの言葉、在り方から

当然ながらあらゆる発見や感動を得ていて、それを嬉しそうに話してくれるわけですが、

その際に、羨ましいとは思わなかったのです。

 

「おんなじだ」と思った。

 

ああ、同じ輝きを、私は市井の人の中から発見するんだ、

私は、ただ、そういうスタンスで生きていく人なんだろうなぁと思った。

 

「どうせ私は…」とひねくれが混じった力んだものではなく、

なんでもないところから発見する私のほうがすごい、という負け惜しみではなく、

「おんなじだ」と淡々と思えたことが嬉しかった。

 

そしてね、また、医者の友人が言うのです。

「ほんとに手術がうまい医者、名医はね、なんてことない街の医院にいるのよ」って。

★   ☆   ★

あなたにとっての「真なるもの」、すぐそこにあったとしても気づかなければ、そのまま。

「真なるもの」に気づくのはあなたでしかない。

 

そんな道を歩きたい、それに「気づくチカラ」を磨きたい、育てたいと思っている方にますます出逢いたいと思う今日この頃です。

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