批判の仕方、悪口の言い方

さろん楓 真帆です。
いつもありがとうござい

 

嫌らしいタイトルにしましたが、
いい批判の仕方、いい悪口の言い方などなく、
基本的に、批判はしない、悪口は言わないほうがいいです。

 

癒されてきて、自分の感情が回復しはじめたときに、
やってしまいがちなことです。

抑圧が強ければ強かったほど、その解放も激しかったりする。

 

また、今は、SNS全盛の現代、誰もがメディアを持てる時代。
ばぁーんと意見を言ったほうがかっこいいようにも見える。

 

「批判」という手法を用いて、何かを主張するというのは、
なかなか高度なことですよー。

 

もちろん、SNSでは、同調してくれる人もいるでしょう。
つながりは嬉しく、あったかい。
ただ、小さな批判や悪口がバタフライ効果で攻撃や正当化を煽り、

戦場を作ることさえあるということを私たちは認識しておかなくてはなりません。

 

バタフライ効果→非常に些細な小さなことが様々な要因を引き起こし

だんだんと大きな現象へと変化することを指す言葉

しかしながら、批判や悪口は絶対NOかと言えば、そうではなくて、例外はあると考えています。

 

仕事においては、議論が必要なこともあります。
そのときに、批判的な視点だって求められる。
だから、批判的なものの見方ができることは悪いことではない。
けれど、人を批判するのではなく、

あくまでもその人の意見を批判するという姿勢が大切になってきます。

 

そして、私たちには、誰かの悪口を言いたくなるぐらい、傷ついたり、
嫌な想いをしたりすることが、現実にはありますよね。

 

私たちは、ストレスをずっと抱え続けていられるほど強くはない。

 

だから、嘆いていいのです。
その気持ちを解消してもいい。
すべて「解決」はできなくても、むしろ「解消」はしていきたい。

信頼できる人に話せたら、それが一番いい。

 

でも、そのときのポイントは、
誰か、第三者を主語にして話さないことです。

 

そうすると、愚痴になってしまう。
同じ愚痴を抱えている人同士だと
どんどんエスカレートして悪口大会になってしまう。

 

正しい嘆き方、愚痴の言い方は、
私を主語にして話すこと、です。

×「○○さんってひどいよね」
○「○○さんにこう言われて、私はすっごく腹がたってきちゃったんだよね」

 

×「あなたは冷たい」
○「あなたに○○されたとき、私はすごく悲しかった」

私を主語にして、自分の感情を共有することです。

 

共感してもらえたら、それは次第に流れてゆくから。

目的は、その人の言動をジャッジすることではなく、
あくまでも、自分の傷ついた気持ちや怒りを解消すること。

 

誰かに傷つけられたと(感じたと)しても
その傷ついた感情は、自分のエネルギーだから、
私たち大人は責任をもって、それをケアできるようになりたい。

…こういう話を知ると、ああ、そうか!
そうやればいいのか!と「わかったつもり」になる。

 

でも、それでは「できない」んです。
なぜって、実際にそういうときは感情が高ぶっているとき。
聴いたことがある知識を使いこなせるようになるためには、実践を積むことのみです。

 

実践を積んで初めて、
とっさのときに「それ」ができるようになる回路が自分の中に整ってきます。

 

「アタマではわかっている」「知っている」を
「できる」にしていくために「実践の場」が必要。

 

私がさろん楓を立ち上げた理由です。

★   ☆   ★

 

人を批判する、悪口を言うって、戦争のはじまりってご存知でした?

 

人を傷つける行為を目の当たりにしたら、自分が傷つく。

あからさまな批判、人の悪口を聞いたら、
すごく残念な気持ちになる。
その人を嫌いにだってなったりする。
怖かったりすることもありますね。

 

私たちは、そういう気持ちを誰かに言いたくなります。

 

そうやってどんどん広まってゆく。
そこに、攻撃や正当化だったり、いろいろな尾ひれがついたりして。

 

戦争反対!と叫ぶよりも
自分のこころをへいあんにすることのほうがはるかに難しい。

 

傷つけられたから、傷つけていい、というのは
やっぱり悲しすぎる。つらすぎる。

 

とはいえ、その連鎖を断ち切るのは、すごく苦しいですね。
涙が山ほど流れます。

 

でも、その痛みを人に投げつけるのではなく、自己の成長に変えてゆく…。
人のその瞬間は、本当に美しいです。

 

そんな、人の尊厳溢れる姿に鳥肌が立つほど震え、
ただ涙が流れるという感動を初めて味わったのは
もう10年以上前のことになるでしょうか。

 

そんな感動に震えたいから、
これからも私は、実践の場としてのAC(アダルトチルドレン)勉強会をやり続けます。
(名前が変わることがあるかもしれないけれど^^)

 

この実に難しい「こころとからだをへいあんにする」ことに

チャレンジしたい方をいつもお待ちしています。

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