達成感って儚い

さろん楓ふなだまほです。
いつもありがとうございます。

 

だいぶ時間が過ぎましたが。

9月末の感情を感じる、表現するワークでのこと。

 

ある方が「達成感」という感情をテーマに
ぐるぐるとスクリブル(殴り描き)をしてみたら…。

 

 

「達成感って、できるとすぐゼロになって、
またイチからスタートする感じ」って。

 

ああ、そうだね。
達成感って瞬間だね。

 

なんとなく達成感のイメージって
力強いガッツポーズが永久に焼き付いている
華々しい感情のような気がするけれど。

 

数字は残る。
記録、結果は残る。
でも、達成感は瞬間に消えてゆく。

 

アスリートだったら、記録を樹立した瞬間から
追われる立場になる。

 

喜ぶのは一瞬で、もうすぐ「次」が待っている。

 

新たなるハードルが課せられて
即、チャレンジャーとなる。

 

これは仕事でも趣味でも家事でも同じかもしれないね。

 

もし「やってもやっても達成感がない」
と感じている場合、
達成感というものを華々しく捉え過ぎているかもしれない。
ほら、金メダルが輝くオリンピックの記念写真集のような。

 

何かを達成していても
肉体的な疲れに紛れて
瞬間の儚い感情に
自分が気づいていないだけかもしれない。

 

そして、ひょっとしたら
たった一人で何かをやっているからなのかもしれない。

誰かと共に手にした達成感だったら
それは分かち合うことでもっと大きくなる。

 

誰かから「それ、すごいね、よくやったね」
と言ってもらえて気づくことだってある。

 

忙しい毎日、一人でやっていて、
誰にも話さず、共感されなかったら、
自分でも光を当てることなく
通り過ぎてしまう感情だってある。

 

★   ★   ★

 

この日は、
愛憎・幸福感・不安感・孤独感・焦燥感
などをそれぞれが見つめました。

 

一人の発見が皆の気づきになってゆく。

 

自分の今抱えている感情が「おはなし」として
客観的に語られると、
ああ、そういう状況ならこう思って普通だよな、
つらくて当たり前だなって自然に思える。

 

そう、感情って自然なものなんだと受け取れる。

それをジャッジしているのは、私たちだねって。

 

ネガティブだと思っているツライ感情に対して
「感情を見つめなきゃいけない」というような
努力義務になってしまったら
私たちはとても苦しい。

 

私たち、よく知らないことは怖いんです。
でも、わかってると抵抗感が減ってくる。

 

そんなふうに感情というものに親しむのが
さろん楓の感情を感じる、表現するワークです。

 

人の感情と自分の感情を切り分けるレッスンもします。
(これ、けっこうできないのよ)

 

共感と同感の違いも学びます。

(どっちが先という奥深い質問もありました)

 

ついでに、感情を感じた次の瞬間、
それをジャッジして、「すりかえ」をやるそのしくみにも気づいていけるといい。

◎感じるってこういうことか、とじんわりとよかった

 

◎自分と向き合って、受け入れるって
こういうことか、と腑に落ちた、ラクになった。

 

◎想像していた内容とまったく違って、
本当に参加してよかった。

そんなお声を頂きます。

感情に対する先入観が随分と変わって
お帰りいただいています。

 

さろん楓は、ACとか感情とか
扱っていることが割と重たく感じられるからか、
よく、怖がられます^^

 

「まほさんが怖いわけじゃないんですけどね…」

とよく言われます。

 

AC勉強会の参加者の方たちが面白いことを言ってました。

 

「まほさんは、深刻なことを深刻なまま取り扱わない。
そこに不思議なユーモアがある」

 

「まほさんと話していると、

わからない、正解がないことをただ怖がって不安がっているのではなく
なんだか面白おかしくチャレンジしてみようかという気になってくる」って。

 

(こういうことは自分ではわからないのですよね。
人と関わることで知らない自分を知ることができるとはまさにこういうこと。)

 

感情に向き合うプロセスをただ闇雲に怖がるのではなく、

ちょっと怖いけどでも面白いなと思えてきたのなら、しめたもの。

 

★   ★   ★

 

感情を感じる、表現するワーク、

年内にもう1回やりたかったのですが、
日程調整が難しいので、年明け1月にまたやります。

1.11(日)を考えています。

 

ただ、このテーマにすぐに取り組みたいという方がいらしたら、
プライベートセッションという形で承ること、できます。

こちら

ご相談くださいませ。

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