私と「食」 その二

さろん楓 真帆です。
いつもありがとうございます。

 

私と「食」その二です。

その一は  →  こちら

 

なぜ、厳格なマクロビ人から変容してきたのか?

そのきっかけは、3年前のクリスマスのことです。

いつもクリスマスは親戚の家でターキーを囲んで集います。

 

それまでの数年は、私に取り分けてもらったお肉は、
息子にあげていたりしていたのです。

 

でも、その年、私は自分のお皿にあるお肉を見て「あ、美味しそう」と思った。
そして、私のからだはちゃんと消化できると確信した。

 

そして、食べた。
すごく美味しかった。

 

めちゃくちゃシンプルでした。

 

この次の瞬間、私は理解したのです。
それまで、主義としてお肉は食べないとしていたことが
ただ単に、マクロビオティックの知識によって、
怖くて食べていなかったという自分の真実を。

 

恐怖に支配されていたのです。

 

そして、思いました。
なんて窮屈なんだろう、なんて自由がないんだろう?って。

 

そして、そうやって頂いたあと、
それでバランスが崩れるならば、
自分のからだの陰陽バランスを中和する智慧をもう私は充分知っている。

いったい何を怖がることがあろうか。

 

そんなふうに感じるようになっていったことが変容のきっかけでした。

 

その後は、外で人と会うときに、旅をするときに
ベジタリアンを選ぶこともできるけれど、
特にこだわらないことも選べる自分になっていましたが、
それでも、自分の日々の基本は、野菜と穀物の食事でした。

 

その後、時が流れて、目黒に現在のさろん楓としてのスペースを構え、
当時、まだ白金台の自宅と行き来している頃、
肉体的にも精神的にもかなり参っていた時期がありました。

 

そんなときに、友人が一緒にお昼ご飯を食べようと
外に連れ出してくれた時のこと、

とあるレストラン街で「何食べたい?」と聞かれて、
お店をぐるりと見回して、私が言ったのは、「回転寿司食べよう!」でした。

 

友人もびっくりしてましたが、
私自身もそう言った自分に驚きましたよね。
もう何年も行ったことがなかったですから。

 

そうして頂いたお寿司は美味しかっただけでなく、
友人の優しい気持ちと共に、
泳ぎまくる魚たちのエネルギーをそのままもらって
からだの底のほうからチカラが湧いてくるような、
そしてなんとも言えない自由が広がっているような気さえしたのです。

 

基本的に長年、野菜と穀物だけで生きてきた人間の胃腸にとって、
動物性たんぱく質の旨みはものすごくエンジンをかけるのです。

 

そのいのちをいただく。
動物が生きようとしたエネルギーを私に移し替える。

動かないがゆえに、植物がもっている生きるエネルギーを自分に移し替える。

 

いのちの移し替え。
それが食べるってことなのですよね。

 

私たちはそういう循環の中で生きている。

 

そう想ったとき、私は真のマクロビオティックというものが、
身土不二というスピリットが、やっと本当にわかった気がしたのです。

 

やっと本当のマクロビアンになれたと思った。。。

 

ですから、その後は、肉体的というよりも

精神的なエネルギー、パワーが欲しいときに

ときどきお肉やお魚を調理します。

 

自分にはないエネルギーを、相手の犠牲の上に頂き、

そのエネルギーによって、自分を活かしていくわけですから、

自然と手を合わせることになる。

 

それが「いただきます」ですよね。

 

「いただきます」と、いつも言うけれど、

その言葉に魂がこもったと言いましょうか、

頂いたあとにからだに満ちてくるチカラに

本当にありがたいと骨身に感じた2年前の夏だったのです。

★     ☆     ★

 

 

もうひとつ、からだのチカラがついたから、

厳格に「食」だけで自分を調えようとする必要がなくなったというのも大きな理由です。

 

ふるゆさ整体をやる毎日、ふるゆさによる自分の整え方によって、
体温が上がり、代謝が上がり、消化力が上がりました。

 

そして、ゆるみと締まりのバランスが整ったら、

食べ過ぎるということがなくなりました。

 

この快適さが私に教えてくれたことは本当に計り知れません。

 

だから、筋肉の弾力が大切だよ、といつもおはなしさせていただいています。

 

何をどれだけ、どのように食べるか?に関しては、

自分のセンサーを信じて食べて間違いがないという

こころとからだの連携が生まれてきました。

これは、もう本当にラクです。

食べ物のことを考える時間が圧倒的に減りました。

 

いつでしたか、久々にこーんなハンバーガーを食べました。

いや、美味しかったし、楽しかったです、雰囲気が。

 

この間は、息子のリクエストで焼肉やりました@@
自家製焼肉のたれ、

こちらはそれを生かした焼肉弁当。

 

 

でも、こういうものを頂いた後は、
自分の消化管の中に「ものすごい存在」を感じます。

夜にお肉をある一定量食べると眠れなくなります。
眠りづらくなります。

あちゃー、食べなきゃよかったなという失敗も時にはある。

 

で、調整するわけです。

 

食べるものがどれだけ、自分のからだに影響を与えるか。
それを調整することができるようになるために

マクロビオティックやアーユルヴェーダなどの智慧が存在しているのだと今は思います。

 

私たちのもつ自由意思を制限するためではない。

私たちの血液を作るのは、食べ物だけではないのですよね。
それをどういう想いで食べるか、
どんな雰囲気で、どんな人たちと食べるか、
そのすべてが血液となり、全身を流れます。

 

その人の人生になります。

 

「いいor悪い」だけを食べているのではない。。。

 

では、なぜ、そう言いながらも

さろん楓のレッスンで教えるのは重ね煮や野菜料理道なの?

いろいろな集いで出るお料理も野菜だけなの?

ということについて、その三でおはなししていきたいと思います。

 

つづく

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