さろん楓ふなだまほです。
いつもありがとうございます。
昨日からAC勉強会上級クラスがスタートしました。
4時間半の長丁場。
「うわ〜、長いな〜」と思ったという参加者の皆さん。
私もそう思ってたよ。
でも、あっという間に過ぎていく。
お母さんに連れられてやってきた1歳4か月のKちゃん。
実は彼女も大切なメンバーです。
この日も、子どもがどうやってコミュニケーション術を学び、
どうやって自尊心を獲得していくのかというプロセスを
まざまざと私たちに見せてくれました。
開始前、ぶどうをテーブルに置いておいたんです。
でも、Kちゃんがぶどう好きと耳にして、
私は「ぶどうはあとにしようね」と言ってさげました。
会のはじめから、子どもがぶどうを食べるあのゆるい感じにはしたくなかった。
(可愛いんだけど、みんなゆるんじゃうからね^^)
ある程度のいい緊張感からスタートしたかった。
Kちゃんは、私がぶどうのお皿をキッチンに持っていくのを黙ってじっと見ていました。
そう、その場のルールは大人が決めます。
目の前にあったら、子どもは手を伸ばす。
さげておくことで、これはまだよ、という意思表示になりますね。
そして、会が進んで、
ちょっと休憩したいねという時間になって、
私が「ぶどう、食べようか」と言ったら、
Kちゃんは、私を見た後、
黙ってぶどうを置いた方角を指さしました。
そう、子どもはちゃんと聴いている、大人の話を。
そして、いっぱいいっぱい食べてたね。
人への信頼感は、こうした家庭や「場」の中の
言葉のやりとり、目をかけ、気をかけ、心をかける中から醸成されます。
小さくても人として尊重されるという関わりから
「私」の存在を発見し、その自分を尊重できるようになっていく。
それこそが自尊心の根っこです。
★ ☆ ★
Kちゃんは、自分がかじったぶどうを人に差し出します。
大人からすると、
いや、大人だけでなく、分別がついた年齢からすると
え〜?!なこの行動。
親の立場だと「失礼だからやめなさい!」になる。
けれど、これ「あなたにも、はい、どうぞ」という分かち合いの練習なんです。
「どうぞ」と渡して、今度は受け取る。
これを延々と繰り返す。
「大人」脳で見ると、意味のないことですが、
これ、実に意味があるんです。
だから、もし小さな人から何か食べかけを差し出されたら、
まさかそれを食べなくていいから、
受け取ってまた返してあげたらいい。
だって、手を洗えばいいだけだから、ね。
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